※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「丈夫で美しい!今注目のブレスレットウォッチ おすすめ6選!」の書き起こしです。
本日は、今注目の『ブレスレットウォッチ』おすすめ6選、お送りして参ります。
ブレスレットというのは、金属製のベルト(バンドともいう)のこと。
ステンレススチールやゴールドなどの金属で作られたベルトです。
直近3年くらいで、特徴的なブレスレットを装備した時計、目立ってきているんですよね。
先日もliveで取り上げさせていただきましたが、タグ・ホイヤーのモナコ。
これもブレスレット仕様が約20年ぶりに復活、追加ラインナップとなりました。
技術力が向上したのか、ブレスレットに注力しているブランド、増えてきているなという印象です。
今後も面白いブレスレットウォッチ、次々に出てきそうな予感ですね!
ということで、今回は今注目のブレスレットタイプの腕時計、おすすめモデルを6本程選んでみました。
ご紹介していきたいと思います。
本日も最後までゆっくりと楽しんでいただければ幸いです。
それではいってみましょう!
ブレスレットタイプの物性
では、本題に入る前に、ブレスレットタイプの特徴から、簡単におさらいしていこうと思います。
まずは物性。
革ベルトやラバーベルトなど、他のベルトと比べてというのと、一般的なステンレススチールの場合はというお話ですが、強度が強く、水や熱にも強く、摩耗しにくく、重いという性質があります。
ブレスレットタイプの特徴
ステンレススチール以外の、例えば18Kイエローゴールドやチタンなど、金属素材によってそれぞれに異なる特徴があり、細分化するとややこしくなってしまうので、共通した特徴でまとめると、大きくは3つ。
1つは、長寿命であるということ。
丈夫な物性が活きた特徴です。
そして2つめは、デザインの自在性が高いということ。
金属素材は、いろいろな形に加工できます。
故に、ブランドの個性が出しやすいという特徴。
そして3つは、重量が重いこと。
良し悪しある部分ではありますが、金属特有の重さが所有欲を満たしてくれるんだよね、という方も少なくないはず。
また、時計の顔の部分の重さに対し、カウンターウェイトとして働き、装着感を高めてくれるという役割もあります。
この辺りを深堀りした話は、過去にアップした動画 『自在なデザインと頑丈な作りが魅力!メタルバンドの特徴とは|腕時計の基礎知識・基礎用語』 でお送りしておりますので、そちらもぜひご覧になってみてください。
では、ここから本題に入っていきましょう!
ブレスレットウォッチのおすすめモデル、ご紹介していきます。
華やかなブレスレットウォッチ
まずは、ラグジュアリーな要素を取り入れた、スポーツモデルから。
ブレスレットウォッチの定番ジャンル。
有名どころでは、オーデマ・ピゲのロイヤルオークや、パテック・フィリップのノーチラスなどがありますが、まあその辺りは定番中の定番なので、今回は割愛にて。
ここでは “今注目の” ということで2つご紹介していきます。
1本目はこちら。
2019年の秋に発売され、徐々に注目度を上げているラグスポウォッチ。
ショパール アルパインイーグル。
ブレスレットとケースには、ルーセント スティール A223 と名付けられた独自の金属素材を使用しています。
極めて丈夫で、美しく光を反射する特殊なスチール合金。
その輝きは、まるでプラチナのよう。
皮膚への刺激が少ないことも特徴です。
アルプスの地形からインスピレーションを受けた、独特のコマ形状もいいですね!
アルパインイーグルは、発売からまだ1年ほどですが、バリエーションがかなり豊富に展開されています。
それもそのはず。
アルパインイーグルの元となったのは、80年代にヒットした同ブランドの超人気モデルなんですよね。
あの当時もラグスポウォッチが台頭しており、今またラグスポがきている時代ですから、売れることを予測してのチャレンジなのでしょう。
現在、41mm径のメンズサイズには、ステンレススチール製のモデルが文字盤展開で2パターンと、素材違いでローズゴールドとステンレススチールのコンビ、そしてローズゴールド、およびローズゴールドとダイヤモンドを組み合わせたものもあり。
ユニセックスの36mmサイズのものも同様です。
また、今年後発で44mmサイズのXLクロノというバリエーションも追加。
3カウンターのフライバッククロノグラフ搭載ということで、機能の展開も広げてきています。
時計のマニュファクチュールとして、そしてジュエラーとしても名高いブランド・ショパール。
渾身の力作であることがわかりますね!
基本スペック、パワーリザーブは60時間。
防水性能は100m。
価格はバリエーションによって異なり、メンズサイズ41mmのステンレススチール製のものですと、メーカーサイト掲載の定価で¥1,470,000。
新作のXLクロノのステンレススチールモデルは、¥2,200,000です。
続いてはこちら。
150年以上続く老舗ブランド・IWCより、ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ。
IWCは、スイスが誇る優れたクラフトマンシップと、米国の近代的なエンジニアリングの融合を目指して作られたブランドです。
19世紀末、時代に先駆けて水力発電を用いた工場での生産を行い、高品質な作品を良心的な価格で販売。
世界中のビジネスマンに愛されるブランドに成長しました。
こちらのポルトギーゼ ヨットクラブ は、2010年に登場したシリーズです。
ポルトギーゼというモデル、元々は商人用の時計になるんですが、ヨットクラブはそこに海の要素も加えています。
その理由、あくまで個人の予想なんですが、18世紀の航海士が使用していた、マリンクロノメーターという小型の時計に敬意を表したものか。
はたまた、ロレックス・ヨットマスターなどと同じく、クルージングを楽しむ富裕層に向けてのものか。
いずれにしても、航海と腕時計というのは、今も昔も深い繋がりがありますよね。
で、こちらは2020年の新作モデルです。
ステンレススチールとローズゴールドを組み合わせた、ラグジュアリーなバリエーション。
パッと目を惹くのは、ポリッシュ仕上げが施されたブレスレットの中コマ。
自分が映り込むほどまで、磨き上げられていますね。
曲線的に盛り上がっているデザインも、なんとも優雅。
基本スペック、ケースサイズは44mm径。
パワーリザーブは60時間。
防水性能は6気圧。
気になる価格は、税抜定価で¥2,125,000。
レトロテイストなブレスレットウォッチ
続いて、こちらも近年のトレンド。
レトロデザインを踏襲した復刻モデル、2本見ていきましょう!
1本目はこちら。
チューダー ロイヤルコレクション。
ロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフによって、1926年に商標登録された後、1946年に会社化され、本格的な稼働をスタートしたチューダー。
そのチューダーが、1950年代~70年代にかけて販売していたのがロイヤルというモデルです。
それが2020年、待望の復活ということで、大きな注目を集めております。
今回の復刻モデル、特徴的なのは刻み模様が入ったノッチドベゼルと、5連タイプのブレスレット。
どちらも兄貴分であるロレックスも使用しているデザインですから、おそらく数年前のチューダー(まだチュードルの時代)が同じことをやったら、ロレックスのデザインそのままか、かなり近いデザインになったことと思います。
しかし!今現在のチューダーが作ると、まったくロレックスとは別物になるんですね。
チューダーとしての個性、しっかりと感じられます。
過去のモデルを踏襲しながらも、再現する技術は最新のもの。
どことなく70年代の雲上ブランド製ラグスポウォッチの雰囲気もありますね。
デイデイト搭載以外の展開もあり、バリエーションの豊富さでも注目度が高いモデルです。
性能面、パワーリザーブは38時間。
防水性能は100m。
気になる価格は、41mmサイズのステンレススチール製デイデイトで¥250,800。
チューダーさん、さすがのコスパの良さ。
続いてはこちら。
航空クロノグラフのパイオニア ブライトリングより、1980年代の意匠を蘇らせた復刻デザイン・クロノマットB01。
クロノマットというモデルは、第二次世界大戦中の1942年に初代モデルが登場。
その後、1952年に同ブランドのもう一つの基幹モデル・ナビタイマーが登場したことで、その系譜は一旦ナビタイマーへと引き継がれました。
クロノマットが再び世に放たれたのは、そこから30年以上経った1984年。
クォーツウォッチの台頭で大打撃を受けたブランドが、起死回生の一手として、イタリア空軍とともに作った “フィレッチェ・トリコローリ” という機械式のパイロットクロノグラフ。
これが市販化されたものが、現代のクロノマットに続くシリーズです。
こちらもかなり特徴的なブレスレット、備えていますね。
ルーローブレスと呼ばれる、円筒形のコマを連ねた構造。
ブライトリングには、ナビタイマーブレスなど、個性的で魅力的なブレスレットが他にもあるのですが、このルーローブレスはひと際個性が発揮された印象。
ブレスレット部分だけ見ると、少々しつこいデザインかなとも思います。
しかし!時計フェイス部分と組み合わせた時のバランスは、素晴らしい!の一言。
クロノマットの上質でエレガントなデザインを、より引き立てる存在になっています。
基本スペック、ケースサイズは42mm径。
パワーリザーブは70時間。
防水性能は200m。
メーカー定価は、ステンレススチール製のもので¥979,000です。
エルゴノミックなブレスレットウォッチ
さて続いては、エルゴノミックなブレスレットウォッチ。
人間工学に基づき、装着感を重視したモデル、2本ご紹介していきます。
まずはこちら。
ロシア サンクトペテルブルグで誕生し、現在はスイス シャフハウゼンを拠点に時計作りを行っているブランド・Hモーザーより、2020年の新作モデル・ストリームライナー。
“限りなく不必要なデザインと機能を無くす” というブランドメッセージを掲げており、作り出す時計は超ミニマル。
文字盤全部がブラックで、ブランドロゴすら書いていない時計もあるくらいです。
そのHモーザーが発表した全く新しいモデルが、このストリームライナーです。
このモデル、実はブレスレットから作り始めたのだとか。
その後で、クロノグラフの機能をデザインし、最後に時刻表示など、その他の部分をデザインしたと。
なるほど、言われてみると時計というより、クロノグラフが主体といった感じのデザインですね。
時刻表示はオマケ程度についている。そんな印象。
ケースとブレスレットのバランスも、もしケースを先に作っていたら、きっとこのデザインのブレスレットにはならなかっただろうなと。
大型ケースにラグ付けて、そこにラバーベルトという無難な作りになっていたのではなかろうかと。
いろいろ想像を掻き立ててくれる、アート作品のような面白さがありますね!
基本スペック、ケースサイズは42.3mm径。
パワーリザーブは50時間。
防水性能は120m。
メーカー定価は税抜きで¥4,800,000。
世界限定100本の希少モデルです。
続いてはこちら。
1911年創業のスイスブランド・エベルより、流線形のブレスレットを装備したスポーツクラシック。
エベルというブランド、今はさほど有名ではありませんが、1970年代にはドイツとフランスにおいて、ロレックスの売り上げを上回っていたという実績があるんですよね。
今現在は紆余曲折あって、モバードグループ傘下に属し、北米を中心に販売を継続しています。
日本での取扱店がごく少数といったこともあり、今の日本ではマイナーブランドに括られてしまうのですが、このブランドのデザイン、とても綺麗じゃないですか。
いわゆる70年代登場の高級ラグスポウォッチが採用しているような、ビス止めのベゼルであったり、八角形風のケース形状であったり。
文字盤には彫り模様が入っていますし、針もエレガントですよね。
ローマ数字も洗練された印象を受けます。
で、調べてみたら、実はこのモデル70年代~80年代にかけて販売されていたモデルの復刻デザインでした。
まさにロレックスを抜いていた伝説的な時代の復刻。
そりゃカッコいいわけだ。
基本スペック、ケースサイズは40mm径。
パワーリザーブは38時間。
防水性能は50m。
定価は米ドル表記で$2,650です。
まとめ
以上、今注目のブレスレットウォッチおすすめモデル、6本ご紹介してきました。
ブレスレットを使用した時計、他にも魅力的なもの本当にたくさんありますよね。
個人的には、ロレックスのオイスターブレス、それからオメガの新作モデル・ダイバー300Mの007モデル、あれについているチタン製メッシュベルトも好きです。
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やはりブランドによって、かなり差が出る部分です。
皆さんもぜひお気に入りの一本、コメント欄に残していった頂ける幸いです。
それでは、本日も最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
また、次の動画でお会いしましょう。
本日の動画は下記からご覧いただけます。
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